生きた伝説(プロ野球)

 3月26日 2021年度プロ野球が開幕した。これから半年かけて12球団がペナントをかけて戦い、日本一を争っていく。我々ファンは、非常に楽しみだ。本日は、ペナントの行方より、これから10年以上活躍するであろう「生きた伝説」が、誕生したことについて語りたい。

 

佐藤輝明(阪神タイガース)選手

 3月27日 2021年第2戦 ●ヤクルト5ー○阪神9 阪神の連勝だった。開幕試合で、佐藤選手(阪神)が先制点を叩きだし、活躍していたが、本日第2戦は、初回にプロ初ヒットがホームランという華々しい結果となった。注目したいことは、ホームランという結果ではなく、佐藤選手(阪神)が初回にホームランを打ったことにより、球場全体の雰囲気を支配してしまったように感じた。全ての観客が佐藤選手(阪神)に注目し、対戦相手のヤクルトの選手たちでさえも意識していたように思えた。特に顕著なのは、第5打席 ヤクルト投手が佐藤選手(阪神)に集中しすぎ、代走の江越選手(阪神)がノーマークで2盗、佐藤選手(阪神)は、三振を喫したが、次打者の梅野(阪神)選手の打席時ヤクルトの投手は、佐藤選手(阪神)を打ち取ったことにより「ホッ」としているように見え、これは何か起きるかもと思った矢先、江越選手(阪神)に3盗、梅野選手(阪神)にタイムリーを打たれ9点目を献上した。

 

球場を支配する。

「球場を支配する。というのは、どういうことか。」と問われば、言葉に窮するが、本日起きたことを顧りみると、実力者(佐藤選手)が、お客の一番要求しているものを、一番欲しいときに提供する(ホームラン)ことだと思う。そのことにより、実力者(佐藤選手)は、華を備え、華も実もある選手(スーパースター)といわれるようになり、観客からは称賛され、対戦相手からは畏怖されていく。これから佐藤選手(阪神)は幾度もこのように結果を求められ続けるだろう、私達は、佐藤選手(阪神)がどのように成長していくか見続けることが出来る。非常に楽しみだ。

 

生きた伝説

 イチロー選手を始めたみたのは、1994年のペナントレースからで、当時の日本最多安打を更新したことで「イチローフィーバー」が巻き起きたが、古くからの野球ファンは、記録更新より「王選手」「金田投手」「長嶋選手」クラスの選手が登場したのではないかと、予感していた。結果予感が的中したことは、いうまでもない。イチロー選手が活躍するのは、当時のプレーを見たものであれば10人中10人的中出来るだけの圧倒的実力をほこっていたのだから。それ以降も色々優秀な選手は、排出されているが、伝説級になっている選手がどれほどいるだろうか。自分自身が気がついていないかも知れない。

 

予感

 1994年イチロー以来の予感を感じる。生きた伝説を見ることが出来る。これからも佐藤選手(阪神)の活躍を期待したい。