きな臭くなってきた。

 世の中、きな臭くなっているように思うのは、気のせいだろうか、そんなことはない。世界情勢は、30年前以上の図式になってきているようだ。

 

中国、露、イラン VS アメリカ+西側

 アメリカが本気で、中国を自分たちの挑戦者だと認めた。昨年のアメリカ大統領選挙時、バイデン候補が中国側との癒着を囁かれ、トランプよりバイデンに大統領が変わった場合、日本有識者たちは、中国の横暴に拍車がかかり、この世の終わりのように騒いでいた。しかし政権が変わっても、アメリアの中国に対する姿勢は、強固のままだ。独裁国家である中国は、自分たちが為政者と「よろしく」やっていればやりたい放題出来ると思っているようだ。しかし自由民主主義国家の為政者たちは、国の安全保障に関して、そんな勝手は許されない。バイデン(米)、メルケル(独)の個人の思惑など些細なことだ。 

 

イラン VS イスラエル

 イランとイスラエルは、不倶戴天の敵同士である。イランは、イスラエルを滅亡させると宣言している。イスラエルは、指を加えて黙っているわけではないので、当然争いは、頻繁にある。図式として イスラエルアメリカ:バックアップ) VS イラン(中国:バックアップ)のようになっている。イランとアメリカも対立関係にあり、イランは、経済制裁アメリカより受け、経済が逼迫しているが、中国より原油を買ってもらっていることでなんとか経済を回している。中東の情勢をみることにより、アメリカと中国の対立が激化しているのが伺える。

 

イスラエルユダヤ人)

 イスラエルは、ユダヤ人の国である。あまり知られていませんが。(😁)どこぞの国の大臣風に述べましたが、ここだけの話にしてください。恥ずかしいので。本題に戻します。先程為政者の個人の思惑など些細なことだと述べましたが、アメリカには、ユダヤアメリカ人が約600万人居住しています。その内有権者は、約200万人としても、アメリカ政治に少なからず影響を与えることが出来る。それらの人たち(200万人全てではないにしても)が積極的に政治に影響を与えるような活動(ロビー活動)をすることにより、アメリカのバックアップを受けかろうじて安全保障を確保しているのではないかと思う。

 

人権問題

 チベットウイグルの人権問題により、今現在、欧州+アメリカ VS 中国 という図式になっている。中国は、各国より非難を受けているが、改善するつもりはないようだ。もともと中国を、このような国にしたのは、アメリカと日本である。アメリカは、自分たちの覇権を守るためかもしれないが腰を上げた、では日本は、どうするのか戦争しろとかそんなことは言うつもりはない。只「自分の身は自分で守らなければならない。」100年後、歴史にどのように記載されるかわからないが、100年後も自由民主主義が存続していることを願わざる得ない。

 

PS

 銀河英雄伝説田中芳樹 作 SF小説)について語りたい、銀河帝国(皇帝の支配:専制政治)と自由惑星同盟(民主主義)と分かれ戦争をしていた。戦争は、150年続いていたが、ある時2人の英雄が現れた。銀河帝国(ラインハルト)自由惑星同盟ヤン・ウェンリー)結果は、銀河帝国が勝利。自由惑星同盟は滅亡した。簡単にまとめすぎているので、どうなんだと思われそうですが、ここでは、自由惑星同盟ヤン・ウェンリー「楊威利」なる中国姓の人物が存在していることに時代の流れを感じる。この小説は、1982年より刊行されている。その当時の人たちは、中国について今のような感情はなく、中国もいずれ豊かになれば、民主主義になると信じていたので、自由惑星同盟のために戦うヤン・ウェンリー「楊威利」なる中国姓の人物がいたとしても、それほど違和感はなかった。しかし2021年度で、このような小説が発表されれば、悪い冗談にも程があると、ネットがざわついたのではないかと思われる。