藤浪晋太郎(阪神)投手

 今年は、プロ入り初めて開幕投手の大役を任され、過去2回の登板で勝ちこそ、付きませんでしたが、ゲームを壊すことなく、時折四球をだしながらも、それらなりにまとめていましたので、「勝ち」がつくのは、時間の問題と思っていましたが、3回目の登板で初勝利を飾りました。(阪神○xDENA●)

 

 ヒーローインタビュー

 初勝利を飾ったということで、ヒーローインタビューを受けていましたが、最後に佐藤(阪神)選手のホームランについて(※横浜球場の右中間へ場外ホームランを打ち、観戦者たちの度肝を抜いた。)聞かれた時、「引いていました。」と率直に答え、ベンチの様子も「全員どん引きです。」と笑顔で応えていました。実際その時のやり取りを見ていたわけですが、何か違うと違和感を覚えました。翌日佐藤(阪神)選手がスポーツ新聞の一面を飾っていました。その時に昨日の違和感の答えが出ました。それは、「藤浪投手」に対してでした。

 

藤浪晋太郎阪神)投手

 2012年ドラフト1位で、阪神入団2013年〜2015年 3年連続2桁勝利 2016年以降低迷 2019年未勝利 2020年1勝 通算51勝46敗7H 防3.32 最高速160km/h、常時150km/hの速球を投げる速球派投手です。これが藤浪投手の経歴・成績・特徴です。低迷していたとき不振の原因を、チーム関係者、野球評論家などより、技術不足、メンタルなど色々指摘されましたが、これが原因だ。ということは分かリませんでした。普通の投手であれば、5年間も低迷すれば、解雇もしくはトレードです。しかし藤浪投手の潜在能力の高さは、誰もが認めています。その潜在能力の高さ故に、阪神ファンの間ではある噂が囁かれていました。藤浪投手にトレードはない。これだけの逸材を活かすことが出来ず、他チームへトレードなどで放出してしまい、活躍されでもしたら、阪神球団は、面目丸潰れになる。だから阪神で飼い殺しだと。すごい話ですが、当たらず遠からずといったことでしょうか。

 

起用法

 今年一年を通して活躍出来るかどうかは、まだ分かりません。不振の原因を解明して、是正しているのであれば、問題ないのでしょうが。阪神首脳陣は、是正されているからこそ、藤浪投手に開幕投手を指名したんだと信じたいです。それとも開幕戦(金曜日)は、他のチームのエースが(以降毎週金曜日は、ローテーション1番手=エース)登板する。どうしても勝率は低くなるので、捨て試合のつもりで藤浪投手を登板させたとも考えられます。答えは、時間が経てばわかります。前者が答えであること願います。

  

願い

 藤浪投手は、ここ数年本当に苦しんだと思います。苦しんだことは、血となり、肉となっているはずです。復活を遂げることを心より願います。あなたは、阪神の顔、球界の顔にならなければいけない投手です。自身のヒーロインタビューで新人選手の活躍を尋ねられるような、投手ではない、特別な才能をもった投手なのだから