金の生る木

 人生100年時代です。その中60~65才で定年退職、以降35年から40年、無収入で経済的に成立するのだろうかと考えた場合、ほとんどの人は、先のことだからといって、問題の先延ばしをし、現実逃避をしている。その時が来たときに嘆いても時間は戻らない。今日が一番若いです。変わる勇気も必要だと思う。

 

老後の生活費

例 夫婦2人 1ケ月生活費30万(年金22万+不足8万)不足8万の捻出は、貯金+退職金で補うとして、8万x12ケ月x35年=3360万 となる。これは例なので、もう少し生活を切り詰め、月生活費25万で暮らすのであれば、状況は変わるが、所持している資産が目減りしていくのは、精神衛生上好ましくないと思う。

 

右肩上がり

 精神衛生上好ましくない状況を打破するのは。①定年退職後も働く②不労取得を得る。など考えられる。①の働くは、「働きたいから働く」と、「働きたくないけども、生活の為働かざるえないから働く」前者と後者とでは、雲泥の差がある。では、②の不労取得を得るとは何か、資産運用である。よく聞いたフレーズだと思いますが、「金に働いてもらう」を実践するのである。昭和時代は、年金+退職金で賄えていたかもしれないが、令和時代は違う。昭和時代銀行利子が3%近くあり、もはや貯金が資産運用になっていた。下表 令和2年 某銀行金利 

定期預金

  スーパー定期 大口定期預金 インターネット支店での
新規お預け入れ時
  300万円未満 300万円以上 1,000万円以上 300万円未満 300万円以上 1,000万円以上
1ヵ月 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
2ヵ月 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
3ヵ月 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
6ヵ月 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
1年 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
2年 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
3年 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
4年 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
5年 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
6年 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
7年 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
10年 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%

銀行に貯金をしても、利子はほぼ無いに等しい、では貯金に代わるものとして、投資信託(NISA、IDECO)などがある。別に投資信託を勧めているわけではない。自分たちの親世代のモデルが、経年劣化を起こしているのである。どんどん目減りする資産をみているよりも、資産運用をして資産が右肩上がりになっていくほうが、張りがあるのではないかと思う。資産運用について勉強したいのであれば You Tubeなので色々紹介されている。興味があれば、一度視聴してみるのもいいと思う。

 

モデルチェンジ

 令和時代、退職金+貯金を銀行に預けても、資産は増えない、昭和モデルは、いい大学を出て、大企業に就職し、その会社で定年まで勤めあげ、退職後、退職金と年金で悠々自適な生活をおくる。これが一般的なモデルだったが、いまや「終身雇用は、難しくなってきている」と、T自動車の社長が述べているくらいである。では令和時代どのように生きていくべきか、負債と資産を見分けるべきである。負債とは、家、車、腕時計(高級腕時計)資産とは、自分の付加価値を上げる勉強費用、資産運用(株、不動産、投資信託IDECO、NISA)などの購入)。資産運用は、金の生る木を育てることである。暴落などのリスクはあるが、その辺を緩和させる方法はいくつかある。一度自分の老後設計など考えてみてもいいのではないかと思う。ここで投資信託などのことについて書き込みだしたら、きりがないので詳細なことは書かないが、一度検索してみるのも一考である。※投資信託は、元本保証されません。理解してから始めるように願います。