株価暴落のサイン
靴磨きの少年
1929年のアメリカの株式市場の大暴落はよく知られていますが、その中に有名なエピソードがあります。
アメリカの第35代大統領のJ・F・ケネディの父親のジョセフ・ケネディは、ウォール街で巨万の富を築き、政治家になったことでも知られています。その彼が当時ウォール街で靴磨きをしている少年が株の話をしているのを聞いて、自分の持ち株を全部売って、その後の暴落を免れたというお話はとても有名です。一般大衆の隅々にまで株式の関心が高まっているということは高値に違いないと判断したわけです。
現代でいうと、雑誌の特集、テレビCMなどが、「靴磨きの少年」になります。SBI、楽天証券の口座がここ一年で、何百万単位で開設されてきています。
回避方法
- ドルコスト平均法
- 売り抜きラインを決めておく
この2つの方法で回避するしかありません。
デイトレに挑戦するのもいいですが、それなりの勉強及び時間が必要です。素人が例え勝てたとしても、時間換算すると合いません。
精神修行
最近カの国の若年層は、株式投資が流行っているそうです。就職先もない、不動産は高い、ソウルのマンション購入費は、東京の1.4倍になるような状況の中、最後にかけるのが株式投資です。しかも借金までして株を購入しているそうです。残念ながら希望の灯も、悲しい結果になると思います。カの国の人たちが行ってることは、短期運用だからです。素人が勝てる運用ではありません。資産運用は、短期、長期とも精神的にはきついものです。生活レベルは確保しつつ、余剰金で資産運用をするのが理想です。無理は長続きしません。例えるならマラソンです。雨、風、坂道などの障害(利益が、常に上下し、暴落)を、一定(定期購入)のスピードで長く(長期運用)走り続け、ようやく成果(利益)が出ます。そんなことするなら今が楽しければいいので、「収入は、全て使う」と選択するのも、個人の自由です。お金があるのに倹約するのと、お金がないから倹約するとでは、雲泥の差があります。私は前者を選択しました。