株価暴落のサイン

 

靴磨きの少年

1929年のアメリカの株式市場の大暴落はよく知られていますが、その中に有名なエピソードがあります。

アメリカの第35代大統領のJ・F・ケネディの父親のジョセフ・ケネディは、ウォール街で巨万の富を築き、政治家になったことでも知られています。その彼が当時ウォール街で靴磨きをしている少年が株の話をしているのを聞いて、自分の持ち株を全部売って、その後の暴落を免れたというお話はとても有名です。一般大衆の隅々にまで株式の関心が高まっているということは高値に違いないと判断したわけです。

 

続きを読む

道具は、正しく使おう

ロビンフッター

 アメリカ証券アプリ・ロビンフッドの利用者「ロビンフッター」に代表される、素人の個人投資家達のことです。コロナ禍により国から給付金が支給され、貯蓄の増えた人達がアプリ・ロビンフッドを利用して投機的なマネーゲームを行っている人達が結託、巨大ヘッジファンドに敵対し、ヘッジファンドが大きな損失を出し、金融市場を大きく混乱させました。ロビンフッター達は、SNSを利用し結託していました。この件は、個人投資家VS巨大ヘッジファンドの対決で、巨大ヘッジファンドに煮え湯を飲ませた痛快な話ということではありません。今後、米金融当局は何らかの対策を実施していくと思います。

 

投資信託

 「投資信託とは、勝者のゲームである。」ジョン・ボーグ(以降J・Bと記載)の著作です。J・Bは、世界初の個人投資向け投資信託を設定した人物です。当初発売された時世紀の発明であると称賛されたそうです。コロナ禍により国から給付金が支給され、貯蓄を老後資金として、投資信託で資産運用するなどしてれば、資産の増額になったものを、ロビンフッター達は、ゲームへの課金みたいな感覚で投資を行い、ほとんどの人は、地獄を見たそうです。当たり前です。実体経済が伴わない状態で、永遠に株価が上がり続けることはありません。仕手戦をしていた訳ですから、いずれ暴落します。勝ち抜けした人もいたみたいですが、SNSで仲間を煽り、自身は高値で株を売却し、仲間を裏切っていたわけですから、それはそれで地獄かもしれません。

 

薬と毒

 お金に「良いお金」と「悪いお金」がある、欧米では、そんなものはない、只の道具であると、以前プログで記載しました。その通りです。自分たちの不満をぶつけるためだけに、間違った道具の使い方をしていたみたいです。お金に使われないようにしたいものです。

 

アメリカ アフガン撤退決定

 9.11同時多発テロより20年経過しました。当時その映像を見た時、映画のプロモーションかと思うぐらい、現実離れした内容でした。ビルに飛行機が2台激突、ビルが倒壊していくざま、この内容が現実に行われたと理解するまで数分要しました。

続きを読む

オリンピックと日本

 

1940年「幻の東京オリンピック

 2020年の東京オリンピック誘致に成功したのは、実は3回目です。晴れある1回目は、1940年に東京オリンピックを開催する予定でした。しかし 1940年の東京オリンピックは開催国が返上を決定した唯一の事例になりました。なぜ返上しなければならなかったのか本来であれば、明治維新以降富国強兵を図り、日清戦争日露戦争の勝利を得て一等国の仲間入りをはたし、アジアで最初のオリンピックを開催し、国の威信を誇りたい、日本国民なら誰も願っていたと思います。しかし日中戦争勃発とナチス・ドイツのヨーロッパ侵略がそれを許しませんでした。日本に対して反戦抗議として各国のオリンピックボイコット、前回大会のドイツ大会を、ヒトラーがオリンピックを宣伝に悪用しその二の舞の懸念など、IOC関係者は、苦渋したと思われます。

 

1964年 東京オリンピック開催

 1964年東京オリンピック時のIOC第五代会長であるブランデージ会長は「七つの海を結びつけ、オリンピック大会が全世界のものである証左として、東洋で行われるこの大会を、平和を愛好する若人の喜びの祭典として、皆さまに捧げる。」と開会式で演説した。これは1940年当時に日本のオリンピック関係者にオリンピック返上を説得した内容をメッセージとして読み上げたのではないかと考えてしまいます。(※ブランデージ会長 1940年当時アメリIOC委員会の一人 1940年大会の参加国のボイコットを牽制し、日本オリンピック関係者と協力し、オリンピック開催に尽力していた。)我々の国の先人たちは、開催国として「平和の祭典」にふさわしくないと判断し開催国を返上しました。1940年の英断が、多くのIOC委員の心に刻まれ、1964年の東京オリンピックを招致するうえで、大きな財産になっていたのではないかと思います。

 

 

2021年 東京オリンピック開催予定

 2020年東京オリンピックを開催する予定でしたが、コロナ禍により延期しました。1年の延期で、コロナ禍が落ち着いたわけではありませんが、コロナ対応を行いオリンピックを開催する予定です。ここ最近まで開催か中止か、半々の意見でしたが、池江璃花子選手(水泳)の存在が、潮目を変えたように思います。彼女は、病気になったことにより2020年のオリンピックは、出場を断念していました。本来であれば、次回オリンピックを目指す予定でしたが、コロナ禍のせいでオリンピックが1年延期、その1年間で病気治療、リハビリを行い、東京オリンピックに出場することが出来るまで復帰しました。そこまでの過程は、並大抵の努力ではなかったと思います。その背景をほとんどの国民は知っています。流行病はたしかに怖いです。人類は、流行病との戦いでした。流行病が怖いからといって、生産活動を停止しても社会が成り立ちません。流行病と共存していくことに舵をきれば、オリンピック開催も無理な話ではないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

藤浪晋太郎(阪神)投手

 今年は、プロ入り初めて開幕投手の大役を任され、過去2回の登板で勝ちこそ、付きませんでしたが、ゲームを壊すことなく、時折四球をだしながらも、それらなりにまとめていましたので、「勝ち」がつくのは、時間の問題と思っていましたが、3回目の登板で初勝利を飾りました。(阪神○xDENA●)

 

続きを読む

幸福度が上がる相手、下がる相手

中国の台湾産パイナップル禁輸措置

 台湾産のパイナップルが中国の嫌がらせを受けて、輸入ができなくなりましたが、捨てる神あれば、拾う神あり行き場のなくなったパイナップルは、日本で購入するようにしました。しかしそれは、当然の行為です。

 

 

情けは人のためにならず

 東日本大震災から10年、各国からは様々な支援を受けました。その各国の一つ台湾のことを書きたいと思います。「義援金約200億円」ばかりが注目されがちですが、それよりも「被災者たちが大変感謝した。」ことにふれようと思います。「台湾慈済基金会」日本支部の人々が、トラックと自家用車を連ねて、現地に赴き、炊き出しを行いそれ以外にも現金配布も行われたそうです。一世帯7万円、一人暮らし2万円、このことは現地で知らない人はいなかったそうです。しかし報道では、取り上げられませんでした。それから10年、日本の人々は、毎年台湾の人々に感謝の意を伝えているそうです。それらを下記4コマ漫画で表しています。風刺が中々きいています。

1コマ目
 3月11日がやってきた
 日「さてと、いつも通り台湾の支援に感謝するか……」
 台「(それはかなりありがたい)」

2コマ目
 台「(あれっ、後ろに何か見えたような……)」

3コマ目
 背景(日本・東北 ありがとう台湾!大好き台湾!)
 台湾「いや、やりすぎだろ!(赤面)」

 右下の※「最も驚くべき事は、これが10年続いているという事実だ」

4コマ目
 日「パイナップルが中国から禁輸を食らったって?
   台湾に恩を返すチャンスが来たな!」

 台(じっと中国を見つめる)」

 

 

不幸になる相手とは、手を切ろう

  今現在中国は、国際的に四面楚歌状態にあります。目には目を、歯には歯を、制裁には制裁を地で行っています。国民性なのでしょうか。相手に被害を与えることを「良し」としている風潮があります。今後このような国に付き合って、明るい未来がくるととは思えない。そんなこと分からないのだろうか。先だってユニクロ)柳井氏が記者会見時ウイグル問題について質問され「ノーコメント」と述べましたが、柳井氏は、大変な資産家であると思います。しかし自由ではないと思います。資産を持っても、自由がなければ、それって幸せなのでしょうか?話を戻します。柳井氏もまずいのは、分かっていると思います。中国相手と商売をするのは、覚醒剤に手を出すとようなものであと。商売をやめれば売上が減少し経営に悪影響がでてくるし、商売を続ければ、中国から利益と技術を吸い上げられ 企業の廃社に追い込まれるまでしゃぶりつくされる。もうここまで情報が出てきているのだから、中国と付き合うか否かは、分かるはず。経営センスを疑われます。柳井氏記者会見貼っておきます。

www3.nhk.or.jp